市川団十郎も中村勘三郎も亡くなって、今後の歌舞伎界が心配です
先月だったかNHKのBS放送で、市川団十郎追悼番組として「勧進帳」を放送してました。
私は、歌舞伎座でも既に観たことがあったんですが、テレビで見るのも字幕が出たり、解説があったりして結構、楽しめました。
最後に大酒を飲んで、奥州へ旅立つときの花道でのシーンは、何時もながら団十郎の見せ所でしたね。
その市川団十郎が居なくなって、残念の一言です。
私は歌舞伎物も大好きで、旧歌舞伎座、三宅坂の国立劇場そして新橋演舞場など良く観に出かけています。
そして新歌舞伎座も間もなく、確か今年の中ごろ、新しくなってコケラ落としを迎えますね。
札幌の「雪祭り」で、今年の雪の像は現在、新築中の新しい歌舞伎座の雪造が話題を呼んだらしいですね。
そんな折も折り、あのの市川団十郎氏が逝ってしまいましたね。 残念です、イヤー、実に無念です。
市川団十郎といえば、荒事や立役として千金の役者で、現に東西の歌舞伎役者の中でもナンバー・ワンで、右に出るものがいないとも称されている名役者です。
私はあの助六や勧進帳などを観にいったことがありますが、この先、二度と観られなくなるのは無念です。
それに過日、あの中村勘三郎氏も三界へ行ってしまったばかり、その両人である大重鎮を失った歌舞伎界は、その打撃の大きさは少なくないでしょう。
思えば、昨今では染五郎が演技中に舞台のセリから転落して大怪我するし、又、その前には息子の海老蔵が暴力沙汰を起こすなど等、今の歌舞伎界は波乱が多いですね。
今後が心配です。